知りませんからね
読んで後悔しても。
ということで岩田です。
今回は一風変わった小説をご紹介♪
厭な小説 (ノン・ノベル)
/京極夏彦 著
※クリックで詳細にとびます♪
もう、多くを語らずとも
この本の帯がすべてを物語っています。。。
やばいっす。
読んだ後ホンマにひきます。笑
『厭な』という感じは“いやな”と読みます。
そう、いや~な気持ちになる本なんです。笑
グロいとか、残虐とかそんなんではないですけどね、全く。
なんというか、、こう、、、
ねちゃねちゃした感じ
というか。。。笑
著者の京極夏彦さんはミステリー系の作家さんです。
ミステリーゆうても普通のミステリーなんかではなく、とにかく不思議系。
僕がそもそもこの本を知ったのは、この話の中の1つが
『世にも奇妙な物語』にドラマ化されていたのがきっかけでした。
古い古書のようなデザインが模されたこの本は、1ページずつが薄汚れたデザインになっています。
その内容はというと、
『恐怖』と『不快さ』を絶妙な表現でミックスさせた、何とも言えない、けどクセになる一冊。
・厭な子供
・厭な老人
・厭な先祖
・厭な彼女
・厭な家
・厭な小説
全6話で構成された短編集。
非常に読みやすい!!
厭というのは嫌とほぼ同じ意味ですが、
嫌は“嫌悪感”とか、普通に好き嫌いを表現するときに使います。
厭を使ったものには厭世観があります。
厭世観(えんせいかん)は、 世の中や人生には生きるだけの意義や価値がないといった考え。
だから、生きることとか人生とかそういったものに抱く拒絶を表現するときに、この漢字を使う。
そのような意味の“厭な○○”で統一されたテーマで、
大変読み手を不快にさせるのが上手いお話の内容。笑
不思議な気持ちになります。
・ホラーやミステリーが好きな人
・普通の小説に飽きた人
・後味の悪い不快さを味わいたい人
・日常にスパイスが欲しい人
・自宅の本棚に雰囲気を持たせたい人
こんな人に超オススメ★☆★
小説の紹介で一発目がこれかよ。。。って感じですが
作品としては本当におもしろいです。
ぜひ読んでみてください♪
厭な小説 (ノン・ノベル)
/京極夏彦 著
岩田良介