このブログを作ったそもそもの目的は
本を読んだ後のアウトプットに使う為に作りました。
読むだけでは忘れてしまいます。
読んでアウトプットをし少しでも脳内に内容を留めよう!!!
という目的のブログです。
本を読むのが好き!!!なんて人はどなたでもお使いいただけますので
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先日とある本を読みました。
するとですね なんか過去に読んだ本合わせて計3つの本の内容が
なんとなーく繋がったわけです。
その本を1冊ずつご紹介してまいりたいと思われます。
経営に関する本なんですけどね
経営の歴史から始まり
そして
今の世界の経営学者は何を考えているのか?
そして最後に
経営者としてみなくてはならないのは「今何なのか?」という
お話に繋がってまいります。
そのお話をする前にまずは経営にも勿論ですが
「歴史」と言うものが存在します。
その歴史を見る事でなんとなく世界の経営の歴史がどう流れていったのか?
そしてどこに向かおうとしているのかってな事を
知っておくと結構勉強になったりもします。
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歴史から学ぶ事というのはこの本の中でもこう記されています。
歴史自体が繰り返す事はありません。
歴史は決して繰り返さないのです。
むしろ歴史に学ぶという姿勢は危険なものです。
また多くの事柄は必然ではありません。
しかし過去の事実を我々は必然的に起こった事とみなしがちです
(このポジショニングだから成功した、とか)
歴史に学ぶ本当の価値は「似たような状況でも色々な事が起こりうるし
色々な戦略が有効であり得る」
と言う事を知る事にあるでしょう。
というお話から始まります。
そしてこの本は少しでもわかりやすく
事実確認できた内容だけをのせ
時間軸に合わせたストーリーとして進んでまいります。
その結果として20世紀初頭に活躍した
テイラー、メイヨー、フィヨルの3人が作り上げた考え方が
すべての経営戦略すべてのベースとしてお話が続きます。
1950年代前後の近代マネジメントの創生
60〜80年代のポジショニング派の君臨
80年代中盤のケイパビリティ派
90年代後半のポジショニング派の逆襲
2000年代の コンフィギレーション派
そして最後がここ10年の戦略論についてのはなしになり
アダプティブ戦略のお話で締めくくられます。
この背景には勿論時代というものがありきのなかで
なぜそのような経営戦略がとられたのか
どういう時代背景でどうなっていくのか?
というお話がつらつらつらーーーっと描かれます。
そして物語のスタートは
今を遡る事100年前。
フレデリック・テイラーというポンプ工場の見習いから始めた
男の話から始まります。
この人の時代背景はさらに遡る事100年前
イギリスで始まった産業革命の結果
怠業と不審 恐怖にあふれる労働者の感情の中
単純な出来高払いの給料体系で
給料があがると勝手に雇用者側から賃率をさげるというのが
当たり前の中これを目の当たりにした若き日のテイラーは
なんとかしたい。これでは誰も幸せにならないという感情から始まります。
そしてテイラーは「科学的管理法」という名の下
様々な実験を行います。
結果劇的に生産性が上がるわけですね。
そして労働者によりいい労働環境と賃金があたえられるはずが
ここで経営者の暴走が始まり出します。
生産性が爆発的に上がったにもかかわらず
その成果を労働者と分け合う事をせず自分たちの利益としてだけとりだしたわけです。
テイラーは 「生来の能力の許す限り最高級の仕事ができること」を
夢に見そしてその夢を叶えるために
「科学管理法の原理」という手法をうちたて
労働者の環境を上げるために費やすのですが
結果 その夢は彼の在命中に実現されることはなく
「計画・管理と現場を分離して労使対立を激化させた」
「人間性が欠如した科学という名の労働強化だ」
といった批判を浴びながら60歳に亡くなりテイラーの夢は
後世の者たちに託されていくわけです。
そして時代はやはり思いを受け継ぐ者が誕生し
同じく科学的手法を用いながらしかし
人間性重視への扉を大きく開く者が現れます。
メイヨーが現れるわけですね。
このように 色々な試行錯誤の元
数々の経営学者たちの過酷な戦いが始まっていくわけですね。
時代というのは常に前者に対しそこに
異論があった人たちが違う対立した者を作り上げ
より精度が増していきながら進んでいきます。
これは歴史が証明していることですが
この時代が証明した事を繰り返すほど愚かな事はございません。
ただの時間と経費の浪費にしか過ぎないわけです。
経営者であるならば必ず学んでおいたほうがいい
経営の歴史。
僕たち経営者はどこから来てどこへ向かっていくべきなのか?
時代という大きな流れを学び
そしてその流れに逆行しないで済むために今どこへ向かうべきなのか?
それが簡単に理解しやすい一冊になっていると思われます♪
まだ読んでない人は是非読んでみてね♪
内容が多少難しいところがあるかもですが
難しいとこはすっ飛ばして読んで
その人たちが何を思い何を考えたのか?という事に
焦点を当てると読みやすいかな?と思われます。
少々分厚いので電子書籍などでもオススメですよー♪