利益は何の為に必要か?利益目標はどう出すべきか?

 

前回前々回と続いたお話の締めのお話となります。

 

 

ちなみに前回のお話

 

 

そもそも利益は何のために出さないといけないのか?

 

 

そもそもその社が発展するのか?展開していくのか?

はたまた倒産してしまうのか?

これらは全て社長の責任でしかございません。

 

そのサロンが目指すべき方向性

どのようなサロンにしていくのか?

などなど全ての決定権を持つのはその社の代表にしかないわけです。

 

 

よく言われる事ですが 社長にとっての最も大きな仕事は

決定するという事。

決定権を唯一持つポジションとも言えるわけですよね。

 

 

その中で社員がなんか頑張ってくれないとか

やる気がないとかいうのはそれはトップがそこにきちんと働きかけていないからとも言えます。

そこまでしてでもきちんと利益というものを会社は残さねばなりません。

 

でもこの利益を残すためというと

社員からは社長だけ儲けたいだけでしょ何て思われがちなのですが

僕はここを全てさらけ出せばいいと思うのですよね。

 

自社の損益がどれくらいなのか?

そして 固定費変動費が月どれくらいかかり

社員にかかる保険料がどれくらいかかっているのか?などなど

 

うちではこれをアシスタントに説明すると難しすぎるかなと思い

スタイリストにはきちんと説明しております。

なんなら僕の給料も開示してます。

 

 

で、うちの場合ですと株式会社ですので会社がいくら利益を出そうが

給料に変更がないという理由と

僕の場合は1店舗いくらという給料設定にしているので

給料を増やす場合 店舗展開する方法しかない旨もきちんと伝えてあります。

 

 

ではなぜ利益を出さないといけないのか?

利益を出したところでうちの給料設定は売り上げに対して何パーセントと

かっちり決まっておりますのでスタッフの給料が増える事はないわけです。

 

 

それでも利益を求めないといけないわけです。

なぜか?

雇用環境をよりいいものにしていく為や

お店に対しての投資そして求人、集客といったものに投資したいのと

最悪何かあったときの為に内部保留をしていかないといけないという事なんですよね。

 

 

うちの本体でも何年か前に問題になりました。

まだ記憶に新しい 地震による東北の被害です。

あの時に本気で話し合ったわけです。

 

 

もし万が一そんな事があった場合

最低でも固定費の3ヶ月分くらいは内部保留しておかないとどうしようもなくなるという危機感です。

スタッフに給料を出す事も 働く場所も確保できなくなるという事ですよね。

要は利益を確保ししっかりと内部留保するという事は

もちろん自分も含めですが 社員を守るという事が第一前提となってきます。

 

 

そこまで内部保留なんて出来てませんがここが一つの利益確保の目安となってくるわけですよね。

こういう話を他の社長さんなどとすると

なかなか会社のお金の流れをクリアーにする事は難しいなどと言われますが

僕はそこが難しいと思う理由がよくわかんないわけです。

 

 

隠す必要もないわけですから きちんと皆に説明し

なぜ 節約しないといけないのか?(材料の無駄使いとか、水道光熱とかね)

理解してもらうと次への行動へ移るのが早くなるってな事ですよね。

 

 

来年度の目標売り上げをどう設定するのか?

 

 

これは僕も良くNGBのミーティングでやるのですが

結構これが去年の売り上げからこれくらいは上がって欲しいなぁー

なんてところから作っちゃったりします。

 

でも本来はそこに参加するメンバーがきちんと自社の

BSやPLを理解していれば

成長する為に必要な安定利益からの算出ですべきなんですよね。

 

 

サロンにおいて成長していく為に最も必要な事はやはり

増員という事になります。

例えば初年度一人で始め 半年で100万円の売り上げをクリアーした際

来年度の目標を昨対比110%アップなどとしやすいのですが

これだと110万円頑張ってあげるしかなくなるわけですが

 

 

ここに求人にお金を投資しそれと同時に集客も並行して行い

スタッフが入ると同時に今度は売り上げ150万から200万

を狙うという事が可能になります。

 

 

この時に必要な 求人費そして広告宣伝費を算出し

それを経費に乗せ そこからの目標売り上げの設定

スタッフが入った場合の売り上げの変動を考えるまでの

教育日数がどれくらいか?

そしていつから売り上げを上げる事が可能になるのか?

 

 

といった事を考え目標を設定する

といった事が必要となります。

これは成長度合いをどれくらいにしたいのかにより

必要な求人数そして 必要売り上げがでてくるので

あまり無理をしすぎるとよくありませんし

でも緩すぎても成長がでてまいりません。

 

 

どれくらいが一番妥当なのか

どこかのタイミングでは赤字を抱えてでもスタッフを抱えるタイミングというのが

出てきます。

 

 

出店前ですよね。

 

 

これらを踏まえしっかりとした目標設定。

そして何年か先を見据えた事業計画を立てるといった事が

小さい美容室でも必要になるのですが

 

 

ここを曖昧にしノリだけで行ってしまうと

結果一瞬はいい時があってもすぐにダメになってくるわけですよね。

だってのりだけなんだもん・・・w

 

 

そんなこんながじっくりと書かれている

こちらの本

是非熟読し 何度も何度も読んでいただけると

すごく経営に役立つのではないかと思われます。

 

 

 

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是非読んでみてくださいねぇー♪