どもども岩田です。
突然ですがみなさんは『ステマ』って言葉は知っていますか?
最近よくネットやTVなどのメディアで見かけるようになったステマという言葉ですが、
これは『ステルスマーケティング』の略なんですね。
つまりどういった意味かといいますと
人の判断を左右する情報が、隠れて発信されていること
を言うんですね。
まぁ最近は非常にわかりやすいステマをよく見かけます。
例えば芸能人のブログなどですね。
「私はこの商品を使ってるんですぅ~♪」なんていかにもプライベートっぽい写真を使いながら
商品のいいところをアピールして、実は企業から紹介料をもらってました・・・なんてもの。
これは割とあからさまな(笑)ステマなので、
私たち消費者も、それをわかって購入したりします。
別に悪いことでは全くないんですよね、その商品の良さが本当に伝わっていれば。
しかしこの『ステマ』というテクニック。本当に高度なものは私たち消費者は見破れないものなんです。
要は人間の心理学に基づいて、
頭のかしこぉ~~~い人たちが考え出した販売手法に
まんまとひっかかってることが世の中には非常にたくさん見られます。
それを良くも悪くもしっかり理解しましょうというのが、今回紹介するこれ。
『9割の人間は行動経済学のカモである』
9割の人間は行動経済学のカモである ―非合理な心をつかみ、合理的に顧客を動かす
マーケティングプランナーである著者が書いたこの本は
タイトルにもあるように『行動経済学』という観点から、
世の中のヒット商品の仕組みをわかりやすく説明しています。
例えば、みなさんスマホのゲームはしますか?
ちなみに僕は全くしないのでわからないのですが、
なんでしたっけ??
パズ、、、なんちゃらゆうゲームですか?
パズゴン?なんか知らんけど。
(あ、しょうもないボケは無視してください)
あとはあの人気アイドルグループの、、、
え~なんでした?
アルファベット3文字の、、、
KGPでした?
そうそう、ソ連国家保安委員会!
(だれか僕を罵ってください)
まぁ子ボケはさておき。笑
そのようなパズドラなどのソーシャルゲームやAKBといったアイドルグループが
大ヒットしている理由。これには
ちゃんと理屈があるんです!!
著者はこの本の冒頭でとんでもないタイトルをつけて僕の心を鷲づかみにしました。
行動経済学とは『カモる人間とカモられる人間とを分ける学問』
まさに僕の心はWASHIZUKAMI!!!!!!!
完全にぼくはカモられとる自信がある。
この内容から始まるこの本は
そこからスラスラと読み進めて行ってしまうのです。。。
ざっと目次の一部をご紹介しますね。
・行動経済学を学んだ1割だけが生き残る時代
ステマがなんやら言うことですね。
・ソーシャルゲームは行動経済学の基本中の基本
ソシャゲがヒットするのはある理屈があるんです。なるほど!!って感じです。
・人間は心でお金を使っている
よく言うような“あぶく銭”だって立派なお金。だけど自分で稼いだお金より、価値が低いのはなぜ・・・?
・付録つき雑誌がバカ売れした心理
最近あんまり見なくなりましたが、SWEETとか売れてましたね~
結局世間はいろんな付録に「飽きて」しまったんでしょうね。
・「よく考えたらわかるのに」という失敗
僕が以前別のブログでご紹介したポイントカードの罠についての話など。
興味ある方はリンクへどうぞ♪
・時間を制する者は儲けを制す
時間という概念を使って消費者の心理をコントロールし、ものの価値を錯覚させるテクニック。とでも言いましょうか。。。
まだまだおもしろい項目がたくさんあるんですが
ぜひ買って読んでいただきたい!
専門的な心理学用語なども多用しているので、
1つ1つしっかり理解をしようとすると読むのにちょっと時間がかかってしまうのですが、
「あるある!」
「あ~それは買ってまうわ!」
っていう行動経済学のテクニックともいうべき人間心理がたくさん!
超面白いです。
割と次の日からお客さんに話すネタとして使いやすい。
けど、自分がモノを売る立場として考えると、どう工夫すればよいのか?
逆に、モノを買う側として、本当にそのものの価値を理解して買い物ができるのか?
それを考えることができる本です。
9割の人間は行動経済学のカモである ―非合理な心をつかみ、合理的に顧客を動かす
岩田 良介