最近は特に、ひとからのオススメの本を積極的に読むようにしてます。
・・・とは言え、絶対数が読めてないのが実情ですが・・・
なんというか、本=人
な気がするのです。
新しい出会い。
変わりたい私が、ここ最近、ことさらに鎌首をもたげているようで。
新しい思考に出会いたがってるようです。
ということで、勧めてもらった小説。
若年性アルツハイマーが題材の小説でした。
ネタバレあるかもなので、読んでみたい方は、読み終わってから見てくださいまし。
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アルツハイマーという言葉。。。
よう知ってるようで、全然知らなかったです。
物忘れの代名詞みたいな病名ですが、こんなにも怖い病気だったのだなと。
物語は、50歳をむかえようとする男性が主人公。
広告代理店の部長という、ばりばりの仕事人間です。
片や、自分と顎のラインがそっくりな一人娘がおり、できちゃった婚を迎えようとしています。
奥様とも、お小言の応酬あれど和やかな関係で、まさに、絵に描いたような家族です。
そこに、すっと、いつのまにか入ってくる「記憶障害」
一言にアルツハイマーといっても色々あるようで、お年を召したヒトたちの認知症も、同じ部類のようですね。
若年性アルツハイマーと言われるのは男の人が多いそうで、64歳以下の人がなるものをさすそうです。
対して全体のアルツハイマーの半分を占めるのがアルツハイマー型認知症。
これは女性が多いそうです。
脳が、どんどん萎縮してしまうのだそうですね。
脳神経外科の看護師さんをしておられるお客様がいるのですけど、
いま、多いのだそうです。
若くても、確実に、写真の中の脳が、縮んで居る人たちが。
そうそう、男性の若年性アルツハイマーの原因の一つに「飲酒」も、あるのだそうです。
無茶なお酒を摂取しがちな人には、ぜひこの小説を読んでいただきたいかも。
脳が、自分の思うままに行かないという事が、どういうことになるか。
まぁ、そんなわけで、少々、読み終えるのに時間がかかりました・・・(笑)
でも。
病に追いかけられながらも、50歳という台の男の人が悩みながらも、家族のこと、妻のことを思う様は、心臓をぎゅっと鷲掴みにされるような切なさと羨望が入り交じった気持ちになりました。
最初は、仕事に対して戦っていたのが、終盤は、確実に、奥様のために頑張っているように思いました。
そして。
不謹慎だけど、どんなことがあっても、迎えに行ける、唯一の存在の妻。
だから、夫婦なのだなぁと、思いました。
いろいろ、困難な事があったとしても、身体、こころ、そして脳が健康であれば、何でも出来る。
当たり前に、「大丈夫」は、近くにいるとは限らない。
若年性アルツハイマーの余命は8年〜15年とされてますが、進行が早い人だと、重度の記憶障害、見当識障害、実行機能障害、失語、失認、運動障害、そして、味覚等も狂い、異食行動なども進んでしまいます。
その過程で、妄想や激しい嫉妬など、攻撃的になる性格の変化等もあり、若い人ほど力も強いため、家族を傷つけてしまうおそれもあるため、ホームなどに入った方が良い場合が多いのですが、受け入れが少ないことも事実みたいです。
防げない事もありますが、あまりにも偏った生活習慣や深酒は、自分の問題ではなく、一番近い大事な人を危ない目に遭わせかねないリスクがあるということ。
こんなに考えながら小説読んだのは久しぶりでした。。。w
読んで良かった。
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映画にもなってるみたいですね。
映像では。。。きついかなぁ・・・
DVD出てますね。
どなたか見られた方、感想求む。
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